代謝異常のこと

船長は、現在闘病中ということになると思う。
本人(本鳥?)は至って元気なつもりでいるみたいだけど
体中に脂肪がビッチリまとわりついている。
放っておくとドンドンくちばしが伸びてしまう。
くちばしと爪に内出血の跡がある。
水を大量に飲んでいる。
時々だるそうにしている。

肥満(肝脂肪)なのだが、
じゃあ船長は人一倍たくさん餌を食べているのかというと
そうではなく、一日大体5〜6グラム程度。
ごく平均的なセキセイの摂取量だと思う。

それでも脂肪がついてしまうというのは
どういう事なんだろう。

船長の主治医の先生の話によると
代謝異常による肝臓疾患の鳥が最近大変多いという。
そして先生は、代謝異常は遺伝なのではないかと
考えていらっしゃるそうだ。

以前、セキセイをとても沢山飼って繁殖している人に
協力してもらって家系図を作り、代謝異常について
調べたことがあるそうで
その時はやはり家系によって、通常の子と代謝異常の子にきれいに分かれたそうです。

そして、ショップで売っている「よい雛、売れる雛」の基準。
よい雛とは、ゴハンを沢山食べてズッシリと大きい子、と
言うのが定説になっていて、(確かにそれが基準になっていると思う。私もそうやって雛を選びました)
そういう特徴の子は代謝異常の特徴と重なる、と。
そして、その「よい雛」を作り出す家系をブリーダーは
増やしていくことになり、結果市場に代謝異常の雛が
溢れることになったのではないか。ということでした。

あくまで予想ということですが
非常にうなずける話だなぁと思いました。

うちの船長はつい最近から
ローファットのペレットを与えています。
切り替えられるかどうかは微妙だな、とは思ってますが。
(現在は種とペレットの二本立てです)

うちの子の場合は
餌を減らして飢餓感を与えてしまうと
脂肪ではなく筋肉が落ちてしまい
更に悲惨なことになってしまうかも、ということで
制限は一切してません。
(無茶食いはしてないのですから…)

でも、のんきにゴハンをうまそうに
パリパリパリパリ食べてるのを見ると
「ああう、そんなに食うなよゥ」とか思っちゃう。

肝臓を患っていると、具合が急変するという事なので
ハッキリ言って毎日が怖くてたまらないです。

神頼みのように願う毎日。
船長の体重が減りますように!